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2月なると節分!そしてその日は丸かじり太巻きで有名な恵方巻きを食べますよね!
そんな恵方巻きですが、どの県が発祥なのかご存知でしょうか。
実は同じ恵方巻きに関する記事を書いている最中に「恵方巻きは関西出身でしかも大阪が発祥の食べ物」であると知りました!
良かったらその恵方巻きの記事も是非ご参照ください↓↓
関連記事:恵方巻きを黙って食べる理由!正しい食べ方もご紹介!
「(`・ω・´) まじか!これはちゃんと調べないと!!」
と関西人の私は知っておくべき知識だと考えて詳しく調べてみました!
恵方巻きは大阪のどこで生まれた?
恵方巻きは大阪の此花区から生まれた食べ物だそうです!
此花区ってどこかお分かりでしょうか?
あのユニバーサルスタジオジャパンがあるところです!
県外の方もユニバーサルスタジオジャパンに行ったことがあるならピンときた方も多いはず。
此花区もポスターをわざわざ作って「恵方巻きは此花区発祥!」と大きくアピールするくらい力を入れています。
まだまだ認知度が低いみたいなので、いずれ全国に知れ渡り、此花区の恵方巻きを遠方から買いに行く人が多くなるくらい有名になればいいですね。
そんな此花区にどういう経緯で恵方巻きが生まれたのか?
また切らずに丸かぶりをする意味は何故なのか、次でご紹介していきます!
大阪で恵方巻きが生まれた歴史
恵方巻きが生まれた歴史は古く、ある村での出来事がきっかけでした。
場所は此花区にある伝法(当時の申村=さるむら)と呼ばれる村から始まったとされています。
申村には、村人が集まって夜通し雑談をしたり、囲碁をしたり、肝試しをしたりをして楽しむ伝統があったそうです。
その際に腹が減ったということで巻き寿司を全員で食べることが伝統だったそうです。
ただ、村人があまりに多いのでいちいち全員分の巻き寿司を切っていたら大変です。
巻き寿司を作る側も提供する人にあまり待たせたくないと思うのは普通ですが、どうしても時間がかかってしまいます..。
当然のことながらそれでは間に合わずにどうしようか思っていたら…
「腹が減って待てないから切らずにそのままくれ!」
とある男性が言いました。
それならば切る手間も省けて助かるということで巻き寿司を切らずにスムーズに提供できました。
このようなことがあって巻き寿司の丸かぶりの歴史が生まれたとされています。
そして恵方巻きのモデルとなり丸かぶり寿司が誕生したのです!
これでお分かりの通り、当時は恵方巻きという名前ではなく丸かぶり寿司という名前だったのです!( ..)φメモメモ
その詳しい内容が書かれている郷土資料を見つけたのでご紹介します。
此花区郷土史研究資料『伝法のかたりべ(五)-旧・申村を含む-』(勝安男著)6頁の中に以下のような記述があります。
「(省略)昼食夜食は巻寿司を食べることが習わしとなっていました。(省略)鮨を巻くだけでも目の回るような忙しさです。切る暇などはありません。(省略)『姉さん、切らんとそのままおくれんか。腹が減ってグーグー言うとるわ。上品な食べ方せんでも、みんな顔見知りのもんばっかりや。』(省略)そこで、鮨の丸噛りとなるのでありますが、宿の女房が『あんたら、ちょっと待った』と一声、『鮨を噛るとき、家の神棚に、今年も元気でいられるようにと、拝んでから噛るのんやでぇ。』(以下、省略)」
引用元:http://www.city.osaka.lg.jp/konohana/page/0000202830.html
何となくその光景が脳内再生されますね(笑)
関西人らしくて良いなと感じます~
こうして地方から生まれたこの丸かぶりが全国区に広がっていったのだと思うと感慨深いです。
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ですが、この歴史から全国へと広がるのは何かしらのカラクリがあるはずです。
なにせ当時の村には宣伝力がないので関東の人間に聞いても誰も知らなかったと聞きます。
その経緯について以下で紹介していきます。
恵方巻きが全国に広まったワケ
恵方巻きを全国に広めたのはあのコンビニチェーン大手のセブンイレブンです!
あるセブンイレブンのオーナーが大阪に訪れた際に「丸かぶり寿司」という商品を見て「これは面白い!うちでやれば流行るかも!」と考えたらしいです。
元々「恵方巻き」という名前ではなく「丸かぶり寿司」という名前で売られていたものを「縁起の良い食べ物」として「恵方巻き」と名付け売ってみたところ売り上げが爆発して全国的にその名を広めたそうです!
つまり「恵方巻き」の名付け親はセブンイレブンなのです!
そして現在でも「恵方巻き」として大阪のみならず全国で親しまれるようになったのですね。
ちなみにそのセブンイレブンの店舗は広島にあるそうですよ。
広島県民万歳ですね(笑)
今回のまとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。最後に恵方巻きが関西で生まれた経緯をまとめてみました。
・恵方巻きは大阪府此花で生まれた
・此花区の伝法と呼ばれる小さな村から恵方巻きは誕生した
・「腹が減って待てないからそのままくれ!」という男性の一言がきっかけで恵方巻きが生まれた
ちなみに恵方巻きは巻き寿司ですが、最近では恵方巻き風のロールケーキが売られているそうですよ。
うーん、甘いスイーツを方角に向かって無言で食べるのはなんか違和感ですね(;^_^A
他にも吹田市ではこのような光景も….!
サルも恵方巻きを食べて福を願うのですね(笑)
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