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正月になるとしめ縄やしめ飾りなどの正月飾りが目立つようになりますね。
私が子供の頃は何となく正月にはこれらのものが家や神社に飾ってある光景を特に疑問に思うことがなく、ごく当たり前のように見ていました。
「正月ってこんなもんだな~」
なんて適当に考えていたせいか、しめ縄やしめ飾りの意味どころか、そもそもしめ縄としめ飾りの違いさえもわからないという酷さ…(汗)
正月も近くなってきたことですし、さすがにまずいなと考えてバカ脱却のために焦りながら検索。
目次
しめ縄としめ飾りの違いは?
しめ縄としめ飾りの違いは以下の通りです。
しめ縄に飾りをつけたものがしめ飾りである
しめ縄は主に神社の鳥居や神棚に飾る
しめ縄は1年中飾ってあるが、しめ飾りは年末~松の内にかけて飾る
しめ飾りは主に玄関などに飾る
これらをもう少し掘り下げていきましょう!
しめ縄とは?
よく神社の鳥居などに飾ってあるのがしめ縄ですね。
しめ縄は「神様が宿る神聖な場所」として神域と現世を隔てる結界の役目をしています。
あるいは像などをしめ縄で囲うことで、神様が宿る依り代であると示す意味も。
「ここには神様が宿っていますよ~」と一目でわかりますね。
家庭だとこのように神棚にしめ縄を飾ります↓↓
もう1つ大きな違いとしてしめ縄は1年中飾っています。
神社の鳥居になるしめ縄も下ろすことなくそのままですからね。
逆にしめ飾りは飾る期間がありますので次で見ていきましょう!
しめ飾りとは?
家の玄関によく飾ってあるのがしめ飾りですね。
あと最近では少なくなりましたが、車の顔に飾る方も。
しめ飾りを飾ることで「神様を迎え入れる」という意味があります。
毎年お正月には各家庭に「年神様」という神様がやってきます。
有難い神様を迎え入れるためには失礼のないようにしないといけませんよね。
そこでしめ飾りを飾ることで内側は清らかな場所となり、問題なく神様を家に迎え入れることが出来ます。
他にも私たちの家にやってきた神様を外に出ていかないようになるという言い伝えも。
神様も浮気をするのかなと余計なことを考えてしまいましたが、あまりに居心地が悪いと出ていっちゃうかもしれませんね(汗)
より神様にいてもらうためにも、飾る際はその周りをきれいに掃除すると良いそうですよ♪
またしめ縄と違ってしめ飾りには飾る期間があるので、その点も大きな違いです。
関西:12月28日~1月15日まで
関東:12月28日~1月7日まで
29日は「二重に苦しむ」という意味があって縁起が良くないので避けること
31日は「一夜漬け」ということで神様に失礼に当たるため、避けること
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しめ飾りに使われる飾り
しめ飾りに使われる飾りは「紙垂」(かみしで/しで)、「裏白(ウラジロ)」、「譲り葉(ゆずりは)」、「橙(だいだい)」があります。
名前だけ聞いてもちょっとわかりにくいと思うので写真付きで解説していきますね。
紙垂(かみしで/しで)
紙垂はしめ縄に使われるヒラヒラの白い紙の名前です。
しめ縄に吊るすことにより「ここからは聖域ですよ」と示す意味があります。
ちなみに2本の紙垂を竹または木に挟むと御幣になります。
お祓いの時に神主さんが振っているアレですね♪
裏白(ウラジロ)
裏白は山などに行くとよく生えているシダ類と呼ばれる葉です。
その名の通り葉っぱの裏が白いことから裏白という名前が付いたそうです。
その特徴から「白髪になるまで長生きする」「心の潔白さ」などの意味があり、しめ縄によく使われます。
他にも左右対称なことから「夫婦仲がいい」なんて意味も持っています。
ご結婚された家庭でしめ縄に裏白を飾ると離婚することがないくらい仲の良い夫婦でいられるかもしれませんね(*´ω`*)
譲り葉(ゆずりは)
譲り葉の特徴として、春になると枝の先から若葉が出た後に、その前の葉がそれを譲るように落ちることから「譲る葉っぱ=譲り葉」と名付けられました。
その様子から「親が子供を育てる」ことに似ているため、家が代々続く縁起物としてしめ飾りに用いられるようになりました。
橙(だいだい)
見た目は普通のみかんに似ていますが、違います。
鏡餅の上にもよくのっていますが、あれも実はみかんじゃないのです!
詳しくは以下の記事からどうぞ~
橙は正月飾り用に生産されている果実で、橙と言う名前から「先祖代々(橙)栄える」という意味があって縁起物とされています。
しめ飾りの定番として使われていますね。
ちなみにみかんと違って食べるとマズイです(;´Д`)
食用ではないので食いしん坊の私でも食べるのはさすがにNOですね…(笑)
今回のまとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。最後にしめ縄としめ飾りの違いなどについてまとめてみました。
しめ縄としめ飾りの違いは以下である
・しめ縄に飾りをつけたものがしめ飾りである
・しめ縄は主に神社の鳥居や神棚に飾る
・しめ縄は1年中飾ってあるが、しめ飾りは年末~松の内にかけて飾る
・しめ飾りは主に玄関などに飾る
しめ飾りに使われるものは「紙垂」(かみしで/しで)、「裏白(ウラジロ)」、「譲り葉(ゆずりは)」、「橙(だいだい)」の4つ
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