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子供にとってワクワクさせるイベントの1つとして七夕があります!
私は小さい頃に地主さんの許可を頂いて父と竹藪の竹を切りにいった思い出があります。
その竹に折り紙で短冊を作って願い事をするのですが、まぁ欲求が強いものばかりで(ゲームボーイアドバンスが欲しい等々・・・)
とりあえず叶ったことは一度もありません(笑)
願い事をするなら人に言っても恥ずかしくないものにしなさいと自分に子供ができたら教えたいところです・・・(;^_^A
さてさて、そんな七夕ですが、やっぱり七夕のメインは子供たち!
子供たちに唐突に七夕について聞かれても「〇〇があって〇〇するお話しなんだよ」とスラスラと話せないという方も多いのではないでしょうか?
そうならないようにまず私たちが正しい七夕の由来を理解した上で、子供たちにどのように話せば良いのかについてしっかり学んでいきましょう!
目次
七夕とは?
まずは七夕の基本から抑えていきましょう!
七夕とは以下のことを行う行事です↓↓
七夕は7月7日に願い事を書いた短冊を笹の葉につるして願い事をする行事
日本では彦星と織姫が七夕の夜に出会う話が有名である
日本以外にも中国や韓国でも形を変えて七夕の行事が行われている
地域によっては短冊を海や川に流したり、そうめんを食べたりするところも!
天の川に隔てた彦星と織姫が七夕の日(7月7日)の夜に一度だけ会う話は有名ですよね(*´ω`*)
七夕は日本だけでなく中国や韓国などアジアを中心とした国々でも行われており、家族の安全や長寿を祈願する行事となっています。
また県や地域ごとに七夕祭りと称して花火大会や火祭りなどのイベントごとが開催されています。
そうめんを食べる地域もあり、そうめんの流れる姿が天の川に見えることから七夕にそうめんを食べるようになったとも!
他には海や川に願い事を書いた短冊を流す地域もありますよ~
色とりどりの短冊が願いを乗せて流れていますね♪
彦星と織姫はどこから出てきたの?
彦星と織姫はどこから伝わったのか調べてみたところ、中国に伝わるある夫婦の話から生まれたそう!
天の川の西に住む機織りが得意な織女(おりめ)という女性と天の川の東に住む牽牛(けんぎゅう)という牛飼いの男性の二人の話。
簡単にまとめると以下の内容です。
織女と牽牛は二人ともまじめで働き者。
その二人は結婚して生活を共にしてからは遊んでばかりのグータラ生活に・・・。
それを天で見ていた天帝が二人の情けない姿に激怒し、二人を天の川を挟んで東西に引き離してしまいます。
二人は会えなくなってしまったことに深く悲しみ、逆に働けなくなってしまうことに。
そこで天帝はきちんとまじめに働いていたら二人を1年に1度だけ7月7日に会うことを許してくれました。
そして二人は7月7日に会えることを楽しみにまじめに働くのでした。
このお話が日本へと伝わり、今でいう織姫と彦星の話へと変化していきます。
あ、ちなみに!
牽牛→彦星になった理由は「牽牛」という言葉は子供にとって難しいため、彦星になった説があるそう!
確かにこの漢字は大人でも書くことが出来ないかもですね(;^_^A
なぜ七夕というのだろう?
七夕は古代中国から日本に伝わりました。
中国では女性が裁縫が上達することを願う祭りとして乞巧奠(きこうでん)が生まれます。
中国で生まれた女性が裁縫の上達を願う祭りである
陰暦7月7日に行われる
日本でも奈良時代に名前を変えて「節会(せちえ)」として取り入られる
この中国のお祭りに日本古来の「棚機つ女(たなばたつめ)」が合わさって今の七夕になった説が有力です。
棚機つ女とは神様を迎えるために、一人水辺に設けた小屋に入り、棚機(たなばた)と呼ばれる織機で神様に捧げる神御衣(かみこ)を織り上げた女性の話です。
そして面白いことに!
元々、七夕は”たなばた”とは言わずに”しちせき”と呼んでいたそうですよ~
その理由は、棚機つ女で出てくる棚機が”たなばた”と呼ぶためにごちゃ混ぜとなって呼び名が七夕(たなばた)へと変化したそうです!
うーん、ありがちな勘違いによる呼び名が変わるパターンですね(笑)
笹の葉と短冊の関連性は?
笹や竹は天に向かって真っすぐ且つぐんぐんと成長する植物という理由から「願いも天まで届く」と考えられていました。
つまり日本で現在のように短冊を笹の葉につるすようになる前から竹は神聖なものとされてきたのです。
これに加えて殺菌力も強いことから「魔除け」の効果があるとも!
その他にも風が吹いたら「さわさわ」と音を立てることが祖先の霊を招くと伝えられています。
その理由から願い事を短冊につるして「祖先の霊」や「神様」にお願い事をするようになったのですね~
いつから短冊を吊るしていたの?
短冊をつるすようになったのは先程お伝えした中国から伝わった乞巧奠(きつこうでん)の歴史が深くかかわっています。
この行事では祭壇に針と糸を供えて織機の上達を祈りました。
これが日本へと伝わり、同じように祭壇に道具を供えるようになり、
織姫と彦星へのお供え物として祭壇のそばに笹竹を立てて、そこに五色の織り糸をかけたことが短冊をつるす七夕飾りの始まりとなったとも!
そこから時代の移り変わりで室町時代には七夕飾りが各家庭に飾られるようになったとの記録があります。
さて、このお話で学ぶべき大切なことが1つあります。
それは昔の人がしていた願い事(祈り)はゲームやおもちゃを買ってほしいというような物欲ではなく・・・
「習い事や勉強といった技術・知恵・才能をもっと伸ばしたい」
という願いなのです。
今でこそ物にあふれた時代なので子供は素直に「おもちゃが欲しい」とねだるのは自然なのですが、
そこは「〇〇ちゃんがしている習い事がうまくいくようにと書いた方がお星様が叶えてくれるよ」と教えるのがいいかなと思います♪
彦星と織姫のお話をおさらいしよう!
彦星と織姫の話を最初から最後まで知っている人は少数派かもしれませんね。
この話は先程お伝えした「牽牛・織女」の伝説が元になっています。
内容が酷似している部分もあってすんなりと頭の中に入るかと思いますので、
子供たちにストーリーをしっかり伝えられるように頭の中でイメージしながら読んでいきましょう!^^
夜空にきらめく天の川。
その川のほとりに神様の娘である織姫が機織りをしていました。
彼女はとても働き者で、その一生懸命すぎるせいで自分の髪や服装をかまわずに働いていました。
働くことは良いことですが、
少し可哀相に思った神様は同じく働き者であった羊飼いの青年である彦星を織姫にあわせます。
そうすると二人はすぐに恋に落ちます。
二人は神様にお願いして結婚を許してもらい、めでたく結ばれました。
しかし、ここで神様を怒らせてしまうきっかけを作ってしまいます。
それは結婚して夫婦生活を優先しすぎるあまり、逆に二人とも働かなくなってしまうのです。
二人の現状を知った神様は激怒!
罰として二人を引き離してしまうことになりました・・・。
悲しみに暮れる2人を見て、神様はあることを告げました。
「2人とも一生懸命働けば1年に1度だけ会うことを許す」
それから2人は再び働き始めて、年に一度の七夕の日に会うことになります。
しかし、そこで思わぬトラブルが!
なんと2人が会える日に運悪く大雨が降ってしまい、天の川の水が上昇して渡ることが出来なくなるのです!
2人は困っていると、どこからか鳥の群れがやってきて翼を連ねて橋となったのです!
「これなら渡れる!」
2人は鳥たちが作った橋を渡って無事に再会しましたとさ。
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めでたし。めでたし。
この物語で伝えるべきポイントは2つ!
以下のことを子供たちに教えるようにしましょう!
働かずにいると好きな人と会えなくなる
一生懸命コツコツと働いている人には神様もちゃんと見ている
真面目に働く人にはもう一度好きな人に会える
楽しく読み聞かせて最後に物語の伝えたいことを説明してあげると「読む力=考える力」が身につきます。
これは社会に出た時でも非常に役に立つ知識なので是非お子さんの将来のために教えてあげてくださいね^^
ではではここまでの話をまとめた動画を参考までに貼っておきますね^^
七夕の知識を勉強できたところで、実際に子供たちにどのように伝えたら良いのか見ていきましょ~~♪
実際に子供たちに伝えてみよう!
「子供たちに七夕を伝えたいけど、何からすれば良いのかわからない・・・」
という方でも大丈夫!
まず彦星と織姫のお話を子供たちに読み聞かせしてみましょう!
きっと子供たちは「七夕って何だろう??(そわそわ)」とワクワクしているに違いありませんから、
頭の中でぼんやりとでも良いのでイメージさせてあげましょう!
そこから短冊の書き方を教えてあげたり、その由来などについて簡単にわかりやすく伝えていきましょう^^
その際に重要なポイントは・・・
・難しい言葉は使わずに噛み砕いてわかりやすく伝える
・子供たちの立場になって話してあげるとより伝わりやすい
この2つを守るとOK牧場!
では、どのように伝えたら良いかをQ&A方式で下記にまとめてみましたのでご参考ください。
今日は楽しい七夕の日♪
けんと君は短冊に願い事を書いたりして七夕に興味津々!
ですが、七夕の由来や意味については全くわからないのでお母さんに聞いてみようと考えます。
さて、お母さんはけんと君にちゃんと七夕のことを伝えられるのでしょうか?
こんな感じでいかがでしょうか?
七夕は「短冊に願い事を書いてお願いする」だけではございません。
彦星と織姫のお話から学んだことをしっかり理解させることがポイントです(*´ω`*)
今年も楽しい七夕を子供たちと過ごしてくださいね♪
今回のまとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。最後に七夕の由来についてもう一度振り返ってみましょう!
・七夕の彦星と織姫の話は中国の牽牛・織女の伝説が由来
・なぜ七夕と呼ぶのかは中国の乞巧奠(きこうでん)というお祭りが由来
・竹を使う理由は「願いが天まで届くように」という意味から
・短冊の願い事は「何かを努力する」という内容じゃないと叶えてくれない
日本全国には七夕の日にお祭りを開くところも多いです。
その七夕のお祭り日本一は3日間で206万人(2013年)の人出を記録した仙台七夕まつり(宮城県仙台市)です!
色彩豊かな飾りつけが人々を惹きつけてくれるお祭りですね(*´ω`*)
七夕の日に子供を連れて見に行くのも良さそうです♪
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