スポンサードリンク
「むむ!チャックが閉まらない!太ったか!」と最近感じ始めてますますおっさん化が激しい管理人ももです。
着ている服のチャックが閉まらないことは私のみならず女性陣にとっては更にショッキングな出来事ですよね。
そんな時こそライザップに通おうかとも考えてしまいます(笑)
さてそんな私の自虐ネタから突然出てきた「チャック」。それと似たような言葉でファスナーやジッパーなどもありますよね。
冒頭で「あれ?ズボンはチャック?それともファスナー?」とどっちが正しいのか迷いました(;^_^A
チャックとは何だろう?
チャックとは「巾着」をもじって作られたファスナーのことです。
このチャックを生み出したのは広島にある「日本開閉器会社(現在はNKKスイッチズ株式会社)」という会社です。
1927年、当時は主に海外で使われていたファスナーを日本でも売り始めようと製造を開始、その時の文派会社の「チャック・ファスナー社」が巾着から連想して「チャック印」という商標で販売します。
しかし思った反響がありました。
それは「チャック印」という正式名称ではなく略された形の「チャック」という言葉で日本で定着することになるのです。
それから改めて「チャック」という言葉で商標登録されましたが、現在ではそれがなくなり、一般でも使われる言葉になりました。
ファスナーとは何だろう?
最初のチャックの説明でピーンときた方も多いのではないでしょうか。
そうです。ファスナーとはチャックと名前が違うだけで両者同じ意味なのです。
ではファスナーはどこからきたのか説明していきます。
ファスナーの起源は古く、時は遡り1891年。
当時アメリカに住んでいたホイットコム・ジャドソン氏という男性がいました。
彼は機械工に特化した発明家で当初空気圧で動く街路鉄道(路面電車のようなもの)を開発しようとしていました。
結果的に彼の考えは却下されて実用化には至らなかったのですが、後々彼のアイデアや技術は路面電車で使われることになります。
しかし彼は思わぬところで大発明をすることになります。
それは当時流行っていた長いブーツ。これはボタンで止める形式なのですが、それをいちいち止めていては面倒だったこともあり、どうにか新しいものはないか考え始めました。
そこでホックと穴がいくつも並んでいる複雑なかぎホック型ファスナー”clasp-locker”を開発してその面倒を解消できると訴えました。
最初はそれでさえ却下されていたのですが、後々改良を重ねた結果、ようやく世間から認められる「ファスナー」が完成したのです。
そのファスナーの最初の図面がこちら↓↓
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/
確かにファスナーのような形をしていますね。
「発明は日頃感じる不便性や疑問から生まれるもの」とよく言いますが、まさにファスナーも彼の靴に対する不便さからこうして世の中に生まれていったのだと考えると感慨深いものがありますね。
ジッパーとは何だろう?
最後はジッパーです。ジッパーはBFグッドリッチ社というアメリカにあった会社が名付けたファスナーです。
スポンサードリンク
名前の「ジップ(ZIP)」とはファスナーをしめるときにシューッと非常に早い音を指します。
このZIPにer(物)をつけてZipper(ジッパー)とし、「最も早いもの」と名付けられたのです。
「ジッパー」も「チャック」「ファスナー」同様に言葉が違えど同じものです。
ズボンはチャック?それとも?
では冒頭にあったズボンは「チャック」それとも「ファスナー」が正しいのか。それとも「ジッパー」か。
ここで答えを導き出しましょう。
正解は….
チャック、ファスナー、ジッパーの3つとも正解です!
説明にもありましたがこの3つは言葉は違えど同じものです。
どれを使っても正しい日本語なのですよ。
大半の方は「ズボンのチャック」と言うそうですが、「ズボンのファスナー」といっても「ズボンのジッパー」と言っても何ら問題ないのです♪
なので私は安心して「ズボンのチャック」と使い続けられます(笑)
今回のまとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。「チャック」「ファスナー」「ジッパー」それぞれの意味をもう一度おさらいしていきましょう!
・チャックとは日本開閉器会社が作り出した巾着をもじって名付けられたファスナー
・ファスナーとはホイットコム・ジャドソン氏が作ったもの
・ジッパーとはBFグッドリッチ社が作ったファスナー。zip+erでZipper(ジッパー)となった。
・チャック・ファスナー・ジッパーは名前が違うだけで物は同じである
スポンサードリンク