スポンサードリンク
お彼岸の時期になると飛ぶように売れるものがあります。
それはおはぎ。
甘くて美味しくて管理人も大好きです(*´ω`*)
ここで注目してほしいのがその呼び方!
「おはぎ」ではなく「ぼたもち」と呼ぶ人も多いですよね!
「お彼岸と言えばおはぎ」ということを小さい頃から親に教わった私からすると「ぼたもち」と呼ぶのは違和感を感じます。
でも間違っているとは言いにくい…。
どちらが正しいのか白黒ハッキリさせましょう!
目次
おはぎとぼたもちの違いって何?
おはぎとぼたもちの違い…それは….
「(`・ω・´)基本的に呼び方の違いだけ物は同じです!」
他にも細かな違いはありますが、大雑把に言えば呼び名の違いだけということになります(後程詳しく解説しますね)
というのもおはぎとぼたもちは季節によって呼び名が異なる食べ物であることが理由。
調べてみると以下の記述が見つかりました。
語源については、それぞれ、「ぼたもち」については牡丹の花に似せてこれを見立てたものであるとする説[8]があり、「おはぎ」については萩の花が咲き乱れている様子に見立てたものであるとする説[9][6]がある。その上で春のものは「ぼたもち」、秋のものは「おはぎ」と名前が異なっているだけであるとする説[6][10]がある。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/
では詳細を次で見ていきましょう。
春の呼び名は「ぼたもち」
春は牡丹の花が咲く季節。
彼岸に神仏に供える小豆餅の様子を牡丹の花に見立てて春の呼び名を「牡丹の餅」つまり「ぼたもち」にしました。
言われてみると牡丹とぼたもちは形がどことなく似ている気がしますね。
春の彼岸でお墓にいくとぼたもちと牡丹を一緒に飾っていますし、春は「おはぎ」ではなく「ぼたもち」と呼ぶことにしましょう。
秋の呼び名は「おはぎ」
一方で秋は「ぼたもち」ではなく「おはぎ」と呼ぶことが正しいと言われています。
それはなぜか。
春に牡丹が咲くなら秋には萩の花が咲くからです。
つまり秋の呼び名は「萩」から「おはぎ」と呼ぶことが適切ですね!
ちなみに漢字に直すともっとわかりやすくなりますよ♪
・ぼたもち→牡丹餅
・おはぎ→お萩
うん、これなら覚えやすいですね。
わからなくなったら漢字にしてみましょう!
季節によって大きさが違う??
実は「ぼたもち」と「おはぎ」は季節によって呼び名が変わるだけではなく、物の大きさも変わるのです!
「年がら年中同じ大きさじゃないの」と考えていた方も多いのではないでしょうか。
実はそうではなく….
春は牡丹の花を思い浮かべて大きく作り、秋は萩の花のような小ぶりで長めのものを作るそうです。
思わず「なるほど!」となる一方で….
御託を並べずに美味しいものはせっせと食べてしまう食いしん坊の管理人も全く気が付きませんでした…(汗)
スポンサードリンク
つぶあんとこしあんどっち?
大きさの違いの他に、小豆であんこ作る時に「つぶあん」で作るか「こしあん」に作るかの違いもあります。
答えを先に言うと、ぼたもちは「こしあん」、おはぎは「つぶあん」で作られます。
なぜそうなるのでしょう。
それは作られる時期によって小豆がとれたて新鮮か、そうでないかによって変わってきます。
小豆が採れるのは秋頃、つまりおはぎの季節ですね。
その時期は新鮮で皮が柔らかいので皮を取り除かない「つぶあん」になります。
一方で春のぼたもちは小豆の収穫時期には早いので去年の秋に採った小豆が使用されます。
1年も経つと小豆の皮は固くなり、つぶあんにすると美味しくありません。
そこで皮を取り除く製法で作られる「こしあん」になるわけです。
あんパンで「こしあん」か「つぶあん」かの2択はよく聞きますが、ぼたもちとおはぎにもあったのですね!
地域によっても違いがある!?
これまでの説明で「春=ぼたもち、秋=おはぎ」ということがわかりましたね。
ですが、季節に関係なく1年中同じ呼び方をする地域があるそうです!
日本によくある地域ごとの慣習ですね。
例えば「もち米」と「うるち米」を使って作られる地域では前者が「ぼたもち」後者が「おはぎ」と呼ぶ地域も。
他にも二口程度で食べられる小さいものをおはぎと呼んだり、それより大きいものをぼたもちと呼ぶ人も。
ちなみに私が住んでいる地域では「おはぎ」と呼ぶ人と「あんこもち」と呼ぶ人など色々ですね。
夏と冬は何て呼べばいいの?
春と秋で呼び名が違うなら、夏と冬だってきっとあるはず!
そう考えて探ってみるとちゃんとありましたのでオマケ情報としてご紹介していきます!
まず夏!
夏は夜の船と書いて「夜船(よふね)」と呼ばれるそうです。
小豆餅は普通の餅と違ってペッタンペッタンと音を立ててつくことはありません。
なので音を出して作らないのですね。
そこから「音を立てない→いつ餅をついたのかわからない」となり、「つきしらず→着き知らず(船が)」と言葉が変化していき、夜は船がいつ着いたのかわからないので「夜船(やふね)」と呼ばれるようになったそうです。
続いて冬はどうでしょうか。
冬も夏と同様に「つきしらず→月知らず」となり、「月を知らない=北側の窓は月が見えない」と変化して「北窓(きたまど)」と呼ばれるようになりました。
昔の人は何かと言葉遊びが好きなこともあり、そこから連想して色々な言葉が生まれていくのですね。
今回のまとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。最後にぼたもちとおはぎの違いについて簡単に振り返っていきましょう!
・ぼたもちとおはぎは呼び名が違うだけで物は同じである
・大まかな違いは呼び名だが、細かな違いは色々ある
・呼び名は季節ごとに異なる
・春は牡丹の花を想像して「ぼたもち」、秋は萩の花を想像して「おはぎ」と呼ぶ
・漢字に直すと「牡丹餅」と「お萩」
・春のぼたもちは大きめで秋のおはぎは小ぶりで長めのものにサイズが変わる
・ぼたもちは「こしあん」、おはぎは「粒あん」で作られる
・地域によって呼び名が変化する
スポンサードリンク