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2018年9月に震度7を観測した北海道地震が起きました。
今年は台風や地震など本当に災害が多いです…。
管理人が住んでいる関西でも大きな台風が二度も来ましたし、常に災害対策を意識しないといけないのかと感じますね。
この記事を書いている今は余震なども多少落ち着いてきた頃ですし、北海道地震の被害がこれ以上増えないように1日も早い復興を願います。
今回は9月に地震関連のニュースを見ていて疑問に思っていたことを1つ、震度とマグニチュードとは何が違うのかについて考えていきたいと思います。
南海トラフ地震や首都直下地震など大きな地震が近々発生する可能性が高いとニュースで報道されていますし、
その地震がどれほどの規模を示すのか理解する重要な知識だと思いますので、この機会に勉強しておきましょう!
目次
マグニチュードとは?
マグニチュードとは地震そのものの大きさ表す数値です。
アメリカの地震学者であったチャールズ・F・リヒター氏によって1935年に提案された定義であり、
実際に地震が発生した時にそれがどのくらい大きいのかを示したものですね。
震度の意味は後程解説しますが、この時点で「震度≠マグニチュード」であるとお考え下さい。
マグニチュード6の地震が発生したからといって、それが震度6ではないということです。
目安としてM1~3程度なら小規模の地震ですが、M6~M7は大規模の地震、M8以上だと巨大地震となります。
東日本大震災:マグニチュード9.0
北海道地震:マグニチュード6.7
熊本地震:マグニチュード7.3
マグニチュードはレベルによって大きく異なる!
マグニチュードはー2~12までと段階的に区別されています。
この数字が1でも大きくなると、エネルギーは32倍も違ってくるので、
「マグニチュード5と6は大して変わらないんじゃ…」と考えるのは大きな間違いとなります。
ではマグニチュードの数字によって人はどれだけの揺れを体感するのか、表を作成してみたのでご覧ください。
マグニチュード-2~0.5 | ほとんど揺れを感じない |
マグニチュード1~2.5 | 揺れに敏感な人は気が付くかも |
マグニチュード3~4.5 | 家で静かにしていると揺れていると感じるレベル |
マグニチュード5~6.5 | 家具などがグラグラと揺れだす |
マグニチュード7~7.5 | 捕まっていないと立っていられないくらい大きな揺れ |
マグニチュード8~8.5 | 立っていることは不可能、家が倒壊する危険性がある |
マグニチュード9~10 | ほとんどの家が倒壊する、巨大地震レベル |
マグニチュード10.5~11 | 人類が経験したことがないレベル、歴史上一番大きな災害となる |
マグニチュード11.5~12 | 地球が真っ二つに割れるとも、地球上の生物の大半が死滅するレベル |
マグニチュード11は惑星の衝突によって恐竜が絶滅した時にだけ発生したそうですが、マグニチュード12の揺れは地球上ではまず発生しないそうです(笑)
今度どこかの国で発生する可能性があるのはマグニチュード10クラスの揺れで、
南海トラフや首都直下型地震が発生した場合はこのクラスの可能性があるとも言われています。
考えただけで恐ろしいですね…(汗)
震度とは?
震度とは揺れが起きた場所に対する揺れの大きさを意味します。
例えば東京で地震が起きたとしても、震源地から遠く離れていた場所に住んでいたら揺れもそこまで感じませんよね。
逆に震源地から近い場合は揺れも大きく感じます。
震度の強さは世界によって基準が異なりますが、わが国日本では0、1、2、3、4、5、5弱、5強、6弱、6強、7の10段階に分けられます。
5と6だけ弱・強と2つに分かれている理由は阪神淡路大震災の際に同じ震度5と6を観測した地域でも被害の状況が大きく異なっていたからです。
「自分が住んでいる場所はマシだったけど、知り合いの住んでいる場所は被害が大きかった」
というような事例があったことから、このように震度5と震度6だけが2分割されました。
震度別に見てみる!揺れの感じ方!
震度によって揺れの感じ方は大きく異なります。
それを示した表を作成してみました!
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震度0 | 震度計には記録されるが、人は揺れを感じない |
震度1 | 揺れに敏感な人は気づくが、大半の人は気づかない程の揺れ |
震度2 | 屋内で静かにしていると大半の人は気づく揺れ |
震度3 | 屋内にいる大半の人が気づく揺れ |
震度4 | 電灯などが揺れだすほどの揺れ |
震度5弱 | 本棚等が揺れだして場合によっては落下の危険性も |
震度5強 | 棚の食器やブロック塀が倒れてくる |
震度6弱 | 立っていることが困難となり、古い家などは倒壊の危険性がある |
震度6強 | 立っていることが出来ず、壁や柱などの多くが破壊される |
震度7 | 耐震補強された建物でも倒壊の危険性がある程、凄まじい揺れ |
マグニチュードと震度の違い(図解)
マグニチュードと震度の違いをわかりやすくするために図を書いてみました。
絵の内容をインプットしておくと、記憶として定着しやすいですね♪
(※クリックすると拡大します)
このようにマグニチュード5の地震が発生したからといって自分の住んでいる地域が大きく揺れるとは限りません。
震源地により近ければ近いほど、震度の数字も大きくなります。
逆に震源地から離れれば離れるほど、震度の数字は小さくなると覚えておきましょう!
子供にもわかりやすい!震度とマグニチュードの例え話!
子供に説明したい場合は難しい言葉を使うとチンプンカンプンになります。
そうならないように震度とマグニチュードを何かに例えてわかりやすく説明しましょう♪
一番わかりやすいと思うのは電球をマグニチュード、明るさを震度に例えた話です。
では実際に図を見てみましょう!
(※クリックすると拡大します)
・電球から離れると暗くなる=震度が小さい
・電球に近づけば近づくと明るくなる=震度が大きい
このように説明するとわかりやすいですね!^^
今回のまとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。最後にマグニチュードと震度の違いをもう一度振り返ってみましょう!
・マグニチュードは地震そのものの大きさを示す数値
・震度は揺れが起きた場所に対する、その揺れの大きさを示す数値
・マグニチュードはー2~12までのレベルに区別される
・震度は0~7までのレベルに区別される
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