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「鬼は外~♪」「福は内~♪」と楽しい会話が聞こえてきそうな節分。
私の子供時代は年の数だけ豆を食べる決まりをもろに無視して食える数だけ豆を食べていました(笑)
食いしん坊な性格は今もなおらず日に日に肥大化する悲しさ…。
そんなくだらない話はさておきまして、今回は節分の由来を子供に対してどのように伝えたら良いか悩んでいる方に読んで頂きたい内容になっています!
「大人に伝えるのも難しいのに、子供なんてもっと難しいなぁ…」
と思っている方も大丈夫!
目次
節分の由来とは?
まず節分は「季節の分かれ目」という意味があります。
中国で生まれた二十四節気の中で春夏秋冬のそれぞれの始まりとされている「立春」「立夏」「立秋」「立冬」。
これらの前日が節分と言われていました。
「えー!節分って年に4回あるの??」
その通り、節分は本来年に4回ある行事なのです。
しかし、私たちの知っている節分は2月にある立春の前日のはずです。
実は旧暦で考えると、立春は1年の始まりだったからです。
今は元旦である1月1日が新年の始まりとなっていますが、昔はポカポカ暖かくなる春の始まりこそ1年のスタートであると言われていたのです。
新しい年がスタートすると、今年一年の無病息災でいられますように…などを願いますよね。
昔の人も同じく節分の日には来年1年間の安全と健康を願って立春の前日に厄払いが行われていたのです。
なぜ豆まきをするの?
節分の豆まきは大昔の日本から始まりました。
理由は諸説あり、どれが正しいのかは明確にはわかっていないそうです。
私が調べてみた結果、主な理由は以下の5つでした。
古代中国では節分の日に旧年の厄を祓う「追儺(ついな)」と「鬼遣(おにやらい)」という行事に豆まきが行われていた
日本では古来より穀物や果実には邪気を払う力があると言い伝えがあり、大豆も五穀の1つだということから豆をまいて邪気を払っていた
京都の鞍馬山に鬼が出たい際に毘沙門天からのお告げで鬼の目に豆を投げつけて退治したことが由来になっている
豆には魔(鬼)を滅する=魔滅(まめ)という意味の語呂合わせがある
天皇が自分の歳の数の豆を捨て、家臣が拾って厄除けするという習慣があり、それが民間にも伝わりって節分で豆をまくようになった
なぜ鬼に豆を投げるの?
豆を投げる相手は鬼ですよね。
鬼以外にも悪霊だの閻魔王など悪いことをしそうな奴らはたくさんいるのになぜ鬼なのでしょうか?
実は昔の人たちは目に見えない悪さをするものたちを鬼の仕業であると考えていたのです。
例えば今でこそちゃんとした病名があるインフルエンザなどの病気も昔の人は鬼が悪さをしたことによって体調を崩したのであると信じていました。
そのような背景から厄払いの対象を鬼として「鬼はそと!」「福はうち!」と豆まきをしていたというワケです。
ちなみに鬼は豆が苦手な理由は先ほどにも書いた通り、豆には「魔を滅する」力があるので、豆をぶつけられると逃げて行ってしまうのです。
「豆なんて当たっても痛くないじゃん!」
と私は小さい頃から思っていたのですが、物理的なアレじゃなく豆の魔除けパワーで鬼が逃げていくのだと理解することができました(‘ω’)
なぜ鰯(いわし)と柊(ひいらぎ)を飾るの?
節分の飾りとして鰯と柊を飾りますね。
焼いた鰯を柊の上にさすことで魔除けの役割を果たしてくれます。
「鬼=厄払いの対象」であることからニオイが強い鰯と尖ったものである柊は厄払いにとても効力があるのです。
そのため、鬼は玄関などに飾られている鰯と柊を見た途端に逃げ出してその家には近寄らなくなると言われています。
今は本当にニオイが強くて周りの人たちの目を気にしてか、鰯と柊を飾っている家を見かけなくなりましたが、
私の親戚は今もこの伝統を守って鰯と柊を節分の日に飾っています。
なぜ年の数だけ豆を食べるの?
豆まきが終わると年の数だけ豆を食べます。
その理由は火で炙り、邪気を払った豆は「福豆」と言われており、その豆を年の数だけ体の中に入れることで、
翌年も健康で過ごすことができるとされています。
また豆を食べる際に自分の年齢+1つ食べると良いと聞きますよね。
その理由は旧暦で言えば節分の日は新年の始まりにあたるので、今年誕生日を迎えて+1歳になるということから、今の年齢に+1をして数え年で豆を食べるというワケです。
管理人の年齢ならまだ十分食べられるのですが、おじさん化していくと食べきるのが苦しくなりそうだなと感じます(;^_^A
正しい豆まきのやり方!
子供と楽しく豆まきをするために正しいやり方を知っておきましょう!
まず以下の作業を行ってください。
➀:豆まきに使用する豆を事前に炒る
➁:炒った豆を升にいれて神棚に供える
豆まきに使う豆を何もせずにそのまま使い、拾い忘れた豆から芽が出ることは良くないそうです。
また豆を炒ることで「魔目を射る」という語呂合わせになることも理由の1つですね。
あ、でもスーパーなどの市販の豆は大半が炒ってあるものなのでこの作業は必要ないかもです^^
その後は豆を升に入れて神棚に供えてあげてください。
「神棚は家にないよ~」
という方はタンスの上など自分の目線より高いところに供えてもOKです。
豆まきの手順
豆まきの手順は以下の通りです。
➀:玄関から外に向かって「鬼は外!」と言って豆をまいて扉を閉める
➁:裏口から外に向かって「鬼は外!」と言って豆をまいて扉を閉める
➂:各部屋の窓から外に向かって「鬼は外!」と言って豆をまいて扉を閉める
➃:玄関から一番奥の部屋から「福は内!」と言って豆をまいていく
➄:最後に玄関までいってもう一度扉を開けて外に向かって豆をまいたら豆まき終了!
➅:年の数だけ豆を食べよう
イメージとしては家に入った鬼を奥の部屋から外に追いやっていく形でまいていきましょう!
まいた後に扉や窓を閉める理由は追い払った鬼を家に入れさせないためです。
掛け声や手順が地方によって異なるかもしれませんが、今回は一般的な方法をご紹介させて頂きました。
豆まきをする時間は?
鬼は夕方~夜にかけて家にやってくると言われています。
豆まきを行う場合は暗くなってきた時間に行うのが良いでしょう。
ただし、日付が変わる時間にやるのは節分の日を過ぎてしまうため、良くないので気を付けてくださいね。
豆まきは誰が行うの?
豆まきを行うのは昔だと家長か年男という決まりがありました。
ただ今では特にそのルールに従うことはなく、お母さんや子供でもやりたい人間がしている感じですね。
私も小さい頃にした豆まきでは鬼役が父で豆をまくのは私がしていました。
お子さんが「やりたい!」と言えばやらせてあげても良いかと思います^^
鬼役は誰がやるの?
鬼の仮面を被って鬼をするのは大抵パパさんの役割ですよね。
ですが、豆を本来まいていたのは一家の大黒柱の方だったので、そのパパさんに鬼役をやらせるのはどうかなぁと感じる管理人です。
そもそも鬼は絶対必要かと言われたらそうでもないので、鬼なしで豆まきをしても全然いいと思います。
逆に子供が「鬼をやりたい!」と言ったら、こちらもやらせてあげてはいかがでしょうか?
逃げ回って全然外に出ていかない鬼になりそうですけどね(笑)
まいた豆はいつ片付けるの?
まいた豆を片付けるのは豆を食べ終えてからが一般的です。
私の家だと片付けるのは翌朝になりますね。
家にまいた豆は掃除機で吸い込んで、外にまいた豆は箒とちり取りで集めてゴミ箱に捨てましょう!
ここで一旦まとめましょー!
ここまでが節分の意味と由来についての解説でした。
お疲れさまでした~( ^^) _旦~~
大人になってから知識をアレコレ詰め込もうとしても、すんなり入らなくて大変だと思います。
そこで視覚から覚えるという選択肢もご提案♪
コーヒーでも飲みながら以下の動画でおさらいして頂ければと思います^^
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ご紹介した意味と由来のまとめものせておきますね。
節分は「季節の分かれ目」という意味がある
節分は旧暦でいうと新年の始まりである
豆まきの由来は以下のように諸説ある
・古代中国では節分の日に旧年の厄を祓う「追儺(ついな)」と「鬼遣(おにやらい)」という行事に豆まきが行われていたという説
・日本では古来より穀物や果実には邪気を払う力があると言い伝えがあり、大豆も五穀の1つだということから豆をまいて邪気を払っていたという説
・京都の鞍馬山に鬼が出たい際に毘沙門天からのお告げで鬼の目に豆を投げつけて退治したことが由来になっているという説
・豆には魔(鬼)を滅する=魔滅(まめ)という意味の語呂合わせがあるという説
・天皇が自分の歳の数の豆を捨て、家臣が拾って厄除けするという習慣があり、それが民間にも伝わりって節分で豆をまくようになったという説
豆には「魔を滅する」力がある
昔の人は災いがあると鬼のせいであると信じていたことから豆まきの鬼は誕生した
鰯と柊を飾る理由は鬼がニオイの強いものと尖っているものが苦手だから
どうやって子供に伝えようか
子供に伝える際の鉄則として「難しい言葉は簡単な言葉に直す」ということが大切ですね。
変に「〇〇という年に〇〇という者が云々」というよりは「〇〇というすご~い人が昔にいて云々」という感じで子供の喋り方にあわせて話をしてあげるとより伝わりやすく、
子供も興味を持って聞いてもらえると思います^^
ではQ&A形式でとある親子の会話を見ていきましょう!
Q&A形式でチェック!こんな感じに話してみよう!
今日は楽しい節分の日!
6歳の女の子 ゆきちゃんは豆まきに興味津々!
だけど、なんで節分に豆をまくのか理由についてわからない様子…。
そこでお母さんはゆきちゃんに上手く節分とまめまきについて伝えられるのでしょうか?
とこんな感じでいかがでしょうか?
子供の質問攻撃はこれで終わらないと思いますが、噛み砕いてわかりやすく伝えてあげてくださいね^^
今回のまとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。簡単なまとめをすでに書いているので、今回のまとめは省略させて頂きます。
最後にもう1つ!参考になる動画をご紹介させていただきます。
節分の豆まきについて看護師さん達が面白く、わかりやすく子供たちに教えていますね。
劇の形式を使うのもとても効果的でアリだと思います(*´ω`*)
ももの雑学!豆知識生活!のサイトへようこそ!
管理人の「もも」と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
当サイトでは世にあるたくさんの雑学や豆知識、また生活に関わるニュース等をピックアップして個人的な意見も交えて記事を執筆しています。
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