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「20歳」という言葉に懐かしさを感じつつある管理人のももです。
私の年齢が30という数字に近づくにつれておっさんへの進行が止まることはないのだなと辛さを覚えるこの頃。
若い時はスタミナが無尽蔵みたいなもんでしたから成人式の後に友人たちと飲み屋で酒を飲みながら小中学の話をしたものです。
今は成人式に出ない新成人も多いですが、やはり一生に一度のイベント。
会場で騒ぐのは間違いですが、仲間と大いに笑って1日中遊ぶのも良いのではないでしょうか。
目次
成人の日の意味
成人の日は1948に制定された国民の祝日の1つで、毎年1月の第2月曜日が成人の日となります♪
この祝日が制定された背景には以下の意味がありました↓↓
祝日法には「大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます」記されている
親に保護されていた子供時代を終えて大人の社会への仲間入りをするための儀式である
自分だけでなく自分を育ててくれた親に感謝しなければならない
今までは子供だったけど、この成人式を経て大人になったことを自覚するために成人式はあるのですね^^
また最近では成人式の日に親に感謝の手紙を書くことが多いそうです。
手紙以外だとプレゼントを渡すことも…。
私の時代よりも素晴らしい慣習が根付いているのだと感じます!(*´ω`*)
成人の日の由来
成人を祝う風習は昔からありました。
時は遡って奈良時代の日本。
数え年で12歳~16歳の男子は「元服(げんぷく)」という儀式に参加し、髪型と服装を大人のものへと変えることで、大人になったことを自覚させていたそうです。
他にもこの儀式を終えることでようやく結婚が許されるとのこと。
ただし、これは貴族のみの習慣。
一般庶民は前髪を切り落とすだけと簡素なものでした。
一方で女子は「裳着(もぎ)」と呼ばれる儀式に18歳~20歳で参加して、着物を着て厚化粧したりと大人になる儀式を行っていました。
他にも垂らしている髪を結いあげる「髪上げ」も行われていたそうです。
女子の場合、この儀式を行うタイミングは結婚がほぼ確定するときだそうです。
今でこそ未婚の人が多い世の中ですが(私含めて…)昔は18歳~20歳になると結婚を考えないといけなかったのですね~
ちなみに滋賀県近江八幡市に昔から「左義長」と呼ばれる祭りがあり、今でも成人になる前の儀式として行われています。
17歳になる男子を「元服若衆」として火のついた藁苞をもって左義長に近づいて火をつけます。
火をつけたら役目を終えるのですが、道中で他の若衆が邪魔をします。
今では危険ということで廃止されたのですが、昔は火が付くまで続けられました。
この儀式を終えることではじめて立派な大人になることができます。
以下の動画が左義長祭りです↓↓
成人式が今のスタイルになったのはいつ?
昔の成人式は身分が高い人だけの限定行事でした。
それが今のように全ての新成人が式に参加するようになったのは1946年に埼玉県の蕨市で行われていた「青年祭」が始まりと言われています。
当時はちょうど戦後の暗い世の中ということもあり、「次の世代の若い人に頑張ってもらわないと!」という意味から「成年式」が行われていました。
このことがきっかけで「若い人=新成人」を祝う式典が全国へと広まっていき、今の成人式へと姿を変えたのです。
そして祝日法により1948年に成人の日が施行されることになります!
なぜ1月に行われるの?
1999年までは1月15日が成人の日でした。
ただし、2000年からはハッピーマンデー制度により1月の第2月曜日へと変わることに。
この制度により1月の2週目には必ず三連休となります(ありがたい…!)
2019年の場合は1月14日(月)が成人の日ですね^^
ハッピーマンデー制度とは祝日を月曜日に移動することによって週休2日と繋げて3連休にする制度。
連休を増やすことで、観光業などを盛り上げることが狙いです。
ハッピーマンデー制度により移動した祝日は以下の通り。
成人の日(1月15日)→1月第2月曜日
海の日(7月20日)→7月第3月曜日
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敬老の日(9月15日)→9月第3月曜日
体育の日(10月10日)→10月第2月曜日
反対の意見も・・・
本来の祝日を定めた意味を失わせると反発もあります。
今後ハッピーマンデー制度が無くなる可能性も少なくないかもしれませんね・・・。
成人式を1月15日に定めた理由は元服の儀を新年最初の満月に行う必要があったことが一番有力な説だそうです。
他にも…
小正月が1月15日だから
昔は15歳で裳着と元服を行っていたから
など色々説はありますが、どれが正しい説なのかはハッキリとわかっていません。
あ、ちなみに豪雪地方の場合は雪の影響を考慮して夏に行ったりするそうです。
基本は1月に行いますが、地方によっては開催時期が異なってきます~
成人式に振袖や袴を着る理由
式に向かう前に男性は袴かスーツ、女性は振袖に着替えますよね!
その袴と振袖を着ていく理由は何でしょうか?
調べてみると、いくつか理由が出てきたのでご紹介します!
振袖には厄除け効果がある
女性が着る振袖には厄除けの効果があります!
振袖の特徴の1つが長い袖。
この袖を振る仕草が「魔を祓う」として厄除けの効果があると昔から信じてきました。
今でこそ振袖は成人式などのお祝いの場で着るものとして定着していますが、昔は小さな子供が振袖を着て、病気にならないようにと願っていたそうです。
振袖は正式な礼服!
振袖はきちんとした礼服です。
礼服は冠婚葬祭で着るもの。
その元服を現代に置き換えたものが成人式なので、実は最も格式高い場所なのです。
以上の理由から女性は成人式で振袖を着ることがマナーとなっています。
袴も同じ礼服!
袴は和装の第一礼装です。
男性は昔から伝統行事があるたびに袴を着ていました。
スーツを着ていくのも勿論大丈夫ですが、普段あまり着ることのない袴にチャレンジするのもいいですね。
帯をきっちり締めて身も心も引き締まった状態で成人式に向かいましょう!
今回のまとめ
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。最後に成人の日の意味・由来のまとめをどうぞ~!
成人の日が制定された意味は以下である
・祝日法には「大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます」記されている
・親に保護されていた子供時代を終えて大人の社会への仲間入りをするための儀式である
・自分だけでなく自分を育ててくれた親に感謝しなければならない
成人の日の由来は以下である
・奈良時代に行われていた「元服」「裳着」という儀式が由来である
・男は12歳~16歳に元服にでる
・女は18歳~20歳に裳着にでる
・「元服」「裳着」ともに大人が着る服を着たり、化粧などをすることで成長を祈願し、大人になったと自覚させる意味がある
・滋賀県では左義長祭りという大人になる前に行われる伝統的なお祭りがある
・今の成人式が全国に広がったきっかけは「青年祭」
・1月15日に行われていた理由は元服の儀を新年最初の満月に行っていたという説が有力
振袖や袴を着る理由は以下である
・振袖には厄除けの効果がある
・振袖は礼服であり、成人式は冠婚葬祭と同じ格式高い儀式であるため、着用することがマナーとなっている
・袴も同じく男性の礼服であるため
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