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12月に入れば世間は一気にクリスマスムードになりますね。
恋人のいる方にとってはクリスマス仕様にライトアップされた町並みを二人で歩いて、食事をしたりと素敵な夜を過ごし、家族のいる方はチキンとクリスマスケーキで….
これ以上言うと独身の私は寂しくなるのでやめておきます(笑)
さて、クリスマスの話題なので今回はクリスマスに関する雑学を1つ・・・。
目次
サンタクロースのモデルって誰?
サンタクロースは「寒い国から来たどっかのお爺ちゃん」と勝手に勘違いしていた私です。
ではなくて、サンタクロースにはしっかりとモデルとなった人物がいます。
それは4世紀に司教をしていたセント・ニコラスという人物。
セント・ニコラスは3世紀末にギリシャ領土のパタラ(現在はトルコに位置する)で生まれました。
非常に裕福な家庭に生まれたセント・ニコラスはその残された遺産を決して自分の為ではなく、貧しい家庭や病気の人に分け与えた聖人とされています。
貧しい生活で悲しんでいる人や子供たちを放っておけない優しい人柄で、たくさんの人たちを救ってきたとされています。
彼は後にミラの司教となり、守護神として活躍した後に4世紀半の12月6日にその生涯を閉じます。
セント・ニコラスの心優しいお話
セント・ニコラスは前述の通り、本当に心優しい人物でした。
その心温まる話を1つご紹介していきます。
とある町の貧しい家庭に生まれた3人の娘がいました。
3人の娘を抱えた親は娘を結婚させたいと考えていましたが、それだけのお金がなくこのままでは奴隷として売られてしまいます。
それを聞いたセント・ニコラスが可哀相だと思い、娘が売られる前日に金貨をたくさん詰め込んだ袋を窓から投げ入れました。
その時のセント・ニコラスは頭巾とマント姿で登場し、名前をいう事もなく立ち去ったそうです。
そしてその金貨は偶然吊るしていた靴下の中に入ったのです。
セント・ニコラスからもらった金貨により娘は奴隷として売られることなく、結婚して幸せになりました。
クリスマスプレゼントを靴下に入れる由来はここから生まれたのですね^^
そして、「頭巾とマント姿+たまたま靴下に袋が入った」の2点が今でいうサンタクロースを生み出したというわけですね。
12月6日にヨーロッパではセント・ニコラスデーが行われる
引用元:https://zekkei.in/st-nicholas-day-christmas-market
セント・ニコラスは4世紀半の12月6日にこの世を去ります。
彼は生前貧しい人を救ってきましたが、子供たちにもたくさんのプレゼントを渡してきました。
教会の使用人と共に信者の家庭を訪問し、子供たちに「1年間行儀良くしていたか?」と聞いていたそうですよ。
親の言う事をちゃんと聞いていた子には使用人が持っていた大きな袋からプレゼントを出して子供たちに渡していたのです♪
この伝説は今でも受け継がれており、ヨーロッパの国々では命日である12月6日に2人の天使(従者)を従えて、
セント・ニコラスと同じ格好(灰色の髪、長く伸びた髭、赤い司教のガウン)を着た人がショッピングモールや町中をまわって子供たちにプレゼントを渡しています。
「(*´ω`*)灰色の髪と長く伸びた髭、そして赤のガウンを想像したら私たちの知っているサンタクロースと同じですね」
セント・ニコラスがサンタクロースへと名前が変わった理由
私たちのサンタクロースのモデルがセント・ニコラスという人物からきているはわかりましたが、ではサンタクロースという名前はどこからやってきたのでしょうか?
それはセント・ニコラスの伝説がオランダからアメリカに渡った時に名前がごちゃまぜになってしまったことが理由だそうです。
「(´_ゝ`)名前がごちゃまぜってどういうこと??」
と思いますよね(笑)
そのカラクリはセント・ニコラスの表記の違いです。
オランダ語でセント・ニコラスは「Sint Nikolaas」と書き、略していうと「Sinter Klass」となります。
その略したものをアメリカ人が発音すると「Santa Claus(サンタクロース)」になるのです!
つまりオランダ人がセント・ニコラスの略した言葉をそのままアメリカに持っていってしまったことから「サンタクロース」が生まれたというワケです。
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間違われた名前をそのままアメリカから日本へと渡り、今の私たちは「セント・ニコラス」という正式な名前を知らずに「サンタクロース」と呼んでしまっているのですね。
なぜ日本では12月25日がクリスマスなの?
日本のクリスマスはヨーロッパでは12月6日であるということがわかりました。
しかし、私たち日本のクリスマスは6日ではなく25日ですよね。
なぜ日時が違うのでしょうか?
実はクリスマスの夜にプレゼントを持ってきてくれるのは日本とアメリカだけなのです。
先程申した通り、ヨーロッパではセント・ニコラスデーに日本のクリスマスプレゼントがあるのです。
12月25日はキリストの誕生日。
アメリカからサンタクロースが日本に伝わってくる際にセント・ニコラスの伝説とキリストの誕生日が合わさってしまい、
結果的に日本では12月25日にサンタクロースがやってきてプレゼントを渡す習慣が根付いたとされています。
「(´_ゝ`)うーん、ごっちゃまぜになってしまってそのまま根付いてしまったのですね」
ソリやトナカイはどこからやってきたの?
セント・ニコラスが子供たちにプレゼントを渡す際にソリやトナカイを使っていませんでしたよね。
日本では夜空をソリにのってトナカイに引っ張ってもらっているサンタクロースのイメージが強いですが、これはどこから来たのでしょうか?
この話の元となっているのは1823年アメリカで発表された詩「A visit from St.nicholas(サンタクロースが来た)」から定着したそうです。
その詩の一部には・・・
「クリスマスの前の晩に子供の父親が目を覚まし夜空を見上げると、トナカイが引くソリに乗ったサンタクロースが贈り物を持ってやってきた」
と書かれています。
この詩には挿絵が入っており、オズの魔法使いでも有名な「ウィリアム・W・デンスロウ」が描いた絵が印象的だったこともあり、
日本でサンタクロースのイメージが広まるきっかけとなりました。
今回のまとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。最後にサンタクロースに関するまとめをご覧ください。
・サンタクロースのモデルは聖人セント・ニコラス
・セント・ニコラスは貧しい家庭に金貨を配るなど優しい人物であった
・ある日金貨の入った袋を家の窓から投げ、それが靴下に入ったことからサンタクロース=プレゼントの話が始まった
・サンタクロースという言葉は「Sint Nikolaas(セント・ニコラス)」をもじって出来たものである
・ヨーロッパのサンタクロースは12月6日(セント・ニコラスの命日)に子供たちにプレゼントを渡しに行く
・日本で広まっているサンタクロースはアメリカから伝わったものである
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