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初雪という話題を聞くと「もう冬がやってくるのか」という気持ちにさせてくれますよね。
コタツにみかんに鍋の季節の始まりです。
そんな初雪ですが、今年も一足お先に北海道の釧路や旭川で観測されています。
一年を通してほとんど暑くならない地域なので雪が降るのも当然他より早いですね。
ちなみに私は関西圏の太平洋側に住んでいるため、雪が積もることはあっても東北や北海道並みということはありません。
雪とはあまり縁のない場所なので、初雪が降るとちょっと新鮮な気持ちにさせてくれます。
初雪の定義
まずは初雪とは何かからお話しします。
初雪とはその冬初めて降る雪のことをさしています。
つまり今年になって初めて雪が降った日のことを初雪というのです。
毎年北海道から初雪を観測していき、あとは西に向かうほど初雪の観測が遅い傾向にあります。
大阪や福岡では当然東北などと比べて観測が遅れるというわけです。
ではいつ頃初雪が降るのか、例年のデータを引っ張ってきたのでご紹介します。
それぞれ初雪が観測される月
いつもこうなるとは限りませんが、目安となる月をそれぞれの地方ごとに紹介します。
地方ごとの初雪の目安
・北海道・東北(山間部):9月下旬~10月中旬
・北海道・東北(内陸部):10月中旬~11月上旬
・信越・北陸:11月中旬~12月上旬
・北関東・山梨、岐阜・滋賀・北近畿・山陰:11月下旬~12月中旬
・関東平野部・東海・京阪神・南紀・山陽・四国・北部九州(平野部):12月中旬~1月上旬
どこの県でも遅くて1月上旬までには初雪を見ることが出来る傾向にありますね。
私の住んでいる関西圏の地域でも1月始め頃にようやく雪が降ってくるという感じです。
では一番早かった初雪はいつどこなのでしょうか?
一番早い初雪はいつ?どこ?
一番早い初雪はなんと真夏です!
「夏に雪なんか北海道でも降らないよ!」と考えてしまいますが、夏でも雪が降るところはあります!
それは富士山です!
富士山は休むことなく一年を通して山頂では雪が降ります。
最も早かったのは1963年7月31日の観測記録です。
それもそのはず、富士山山頂での7月の最高気温は約10度で最低気温が3度となっています。
この空間だけ別世界なのです!
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逆に最も遅かったのは1956年または2016年の10月26日です。
東京と大阪で一番早かった初雪はいつ?
東京で一番早かったのは1900年の11月17日が歴代で一番早い初雪として記録が残っています。
遅かったのは1903年の2月7日です。
大阪では1938年11月12日となっています
遅かったのは1996年の4月12日です。
大阪では桜咲くころにようやく初雪なんて年もあったのです。
花見しながら雪が降ってくるのもある意味幻想的なのかもしれませんね。
今回のまとめ
初雪は北海道山間部で9月下旬あたりから見られることが多く西に向かうに連れて見られる時期が遅いです。
一番遅いところでも1月上旬には初雪が観測されることもわかりました。
また真夏でも雪が降るのは富士山の山頂です。
一年を通して雪が降る特別な場所といっても良いでしょう。
今回は初雪についてお話ししましたが、初雪と対をなす終雪(しゅうせつ)もご存知でしょうか。
初雪はその地に最初に降る雪ということですが、終雪は雪が降り始めて春を迎えてその冬の最後の降雪のことを言います。
初雪~終雪までの長さが一番長い県は北海道です。
場所によっては193日間 雪が降っていたこともあるそうです。
逆に長さが一番短い県は宮崎県です。
こちらはたったの18日間 だけです。
雪が降り続けるのも嫌ですが、全く降らないのもなんか寂しいですね。
ちなみに雪と縁が全くない県は沖縄県です。
南国というだけあって冬でも20度を超えますから観測をはじめてから一度も雪が降ったことがないです。
冬は沖縄県に夏は北海道に逃げたいと感じた管理人です…(笑)
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