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どうも!管理人のももです!
突然ですが、「北海道に梅雨はない!」という話は聞いたことはございませんか?
この前書いた以下の記事↓↓にもちょっとだけ触れたのですが、梅雨がないのは果たして北海道だけなのか気になっていました。
関連記事:梅雨入り・梅雨明けはいつ??2019年はいつか予想してみた!
私事ですが、北海道は一番好きな都道府県です。
「夏は暑くないし、梅雨がなくてジメジメしない最高だな~」とよく考えたこともあり、本当にそうなのか、いつしか調べてみたいと思っていたので丁度良い機会でした^^
ではでは、その調べた結果を皆さんにご報告したいと思います♪
目次
北海道に梅雨がないのは本当???
物事は初めに結論が大切!
ということで、結論から申し上げますと・・・・
北海道に梅雨はありません!!!
「やっぱりそうなのか~」と思いましたが、なぜ梅雨がないのか調べてみると梅雨の前線の定義に当てはまらないからでした。
梅雨入りの定義
・晴天が2日以上続いた後に2日連続で雨が降る
・雨の原因は梅雨前線によるものである
・その後の一週間の天気が曇りか雨である
梅雨明けの定義
・雨が2日以上続いた後に2日連続で晴れる
・晴れの原因は梅雨前線が北上したからである
・その後の一週間の天気が晴れである
この定義になぜ北海道は当てはまらないのでしょうか?
それは梅雨前線の行動に理由がありました。
梅雨前線は北よりへ移動することで弱まる!
6月~7月にかけて本州へと大きく伸びる前線が梅雨前線!
梅雨前線は南から北に向かってゆっくり移動していきます。
その間に日本各地へ雨を降らせるのですが、北海道に前線が到達するころには弱体化しているのが基本。
前線は南の暖かい空気と北の冷たい空気がぶつかることによって強まるのですが、それは主に6月~7月初旬までにかけてなのです。
つまり、北海道に梅雨前線がついている頃には季節は完全に夏へと変わる7月の後半。
この頃には日本全体に暖かい空気が入ってくるため、冷たい空気が入る隙間がなくなり、前線も徐々に消えていくことになります。
仮に梅雨前線がしぶとく生き残っていて北海道まで到達したとしても、それは前線とは呼べない所々降る弱い雨。
長く降り続くことが梅雨前線の条件なので、その条件に当てはまることがないことから北海道に梅雨がない理由なのです!
「じゃあ、やっぱり北海道には梅雨がないんだね!」ということになりますが・・・?
実は梅雨に変わる北海道独特の「蝦夷梅雨(えぞつゆ)」なるものがあるのです!
詳しく見ていきましょ~!
北海道限定!梅雨に変わる蝦夷梅雨がある!
北海道限定と聞くと、いろはすのハスカップやガラナなどを真っ先に思い浮かべる私ですが、
実は食べ物以外にも前線にも限定ものがありました!
それは「蝦夷梅雨(えぞつゆ)」!
蝦夷梅雨とは、本州に降り注ぐ梅雨前線の雨とは別に北海道でも長期にわたって降る雨のことです。
名前の「蝦夷」は、北海道の旧名である「蝦夷地」から由来しています。
蝦夷梅雨はおおよそ2週間にわたって雨が降り、気温が低く、肌寒くなるのが特徴。
その原因はオホーツク海あたりで発生する高気圧が冷たくて湿気のある風を吹き込ませるからです。
「やっぱり北海道でも梅雨の時期は雨が降るんだね~、不快になるのは変わらないのか~」
と思った方!
蝦夷梅雨は本州の梅雨より数倍マシですよ~!
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・本州の梅雨は1ヶ月くらいあるけど、蝦夷梅雨は2週間で10日も持たないことも!
・湿気を含むといっても本州より暑さはマシ!
・ザーザー降りの雨は少なく、ポツポツと降る程度!
北海道の人もそこまで面倒な雨と思っていないそうです。
やっぱり北海道が羨ましくていいな~と感じる管理人でした。
梅雨はないけど「リラ冷え」に注意!!
北海道に梅雨はないので、一安心・・・と思うなかれ。
実は雨なんかよりよっぽど気を付けていることがあります!
それは「リラ冷え」!
リラ冷えとは、5月~6月にかけて起こる気温が急激に低くなる現象です!
その原因はまたもやオホーツク海高気圧から吹き込む冷たい風!
通常5月~6月は過ごしやすい気候で、気温も20度くらい。
そんなポカポカ陽気を楽しんでいる最中に襲ってくる寒波のようなもの。
リラ冷えが起こると、気温がガクンと下がって10度を下回ることも!
中にはこの時期にストーブを出して体を温めることもあるそうです!
本州だと暑い時期に差し掛かるのに、ちょっと信じられない現象ですよね・・・!
私の場合、5月に入ると暑くて半袖にしようかと思うくらいです・・・(笑)
今後北海道に梅雨がくることはあるの?
この先、北海道には本当に梅雨が来ないのでしょうか?
その答えを探ってみると・・・・「NO」かもしれないとのこと!
なぜなら温暖化の影響は避けられないのが理由。
温暖化により空気が温まると、水分を多く含んで高温多湿の状態になります。
そうなれば、日本全体に雨を降らせる梅雨前線もどんどん強くなっていき、北海道到達時には弱体化する・・とは言い切れなくなる可能性も!
ある見解によると、温暖化により、梅雨前線停滞が長期化し、雨量も平均20%程度増加するとも言われています。
「北海道だから梅雨はなくて安心!」と言えない時代もすぐそこまで迫ってきている可能性もあると覚えておきましょう。
今回のまとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。最後に北海道と梅雨の関係をおさらいしましょう!
・北海道に梅雨はない
・梅雨入りと梅雨明けの定義に当てはまらないことが理由
・梅雨前線は時間とともに北上するが、北海道に到達するころには弱体化する
・梅雨がない代わりに特有の蝦夷梅雨がある
・蝦夷梅雨は2週間程度ポツポツとした雨が降るのが特徴
・北海道民は雨より気温が下がるリラ冷えに注意している
・温暖化により今後北海道にも梅雨がくる可能性もある
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